何でも屋であり発明家でもあるデビッド・ディアーは、奇抜な考えから実用的なデザイン製品を思いつきます。風変わりな考えを巧みに変換させ Will Return sign からヒントを得た時計や、偽物のハエが付いているハエたたきを模したFly clock、とても滑稽に見える Duck Mirror、そして太陽電池で動きまばゆい光を放つ Rainbow maker などを生み出しました。その才能ある独創性からVogue、The New YorkerやNew York Timesなど多くの出版物に彼の作品が取り上げられました。現在デイビッド・ディアーの作品は世界中のギフトショップで見かけることができます。
フランスで生まれたジュリアはオランダの Design Academy Eindhoven にある Man and Well-being 専攻の1年間を含め6年間デザインについて勉強し、デザインアートの修士号を取得してフランスの EESAB Rennes を卒業しました。ベルギーの企業で働いた後、ニューヨークへ渡り、アリシア・メルカタイヒロウ(by AMT studio)、ヤン・ハブラーケン(Formnation)やTJギラード(Pinch food design)と共に働き始めました。この経験は、彼女のデザイン技術の向上や芸術家として視野を拡げる機会となりました。ジュリアはユーモア、詩的な広がり、シンプルな機能性を融合させた製品をデザインしています。
レブ・ザイトリンはロシアのモスクワで生まれ、6歳の時に近所の美術学校で蝶の標本を水彩画で描いた頃から彼のアートやデザインのキャリアが始まりました。その後、舞台装置や人形劇デザインについて学び、演劇や造形美に興味を深めていきました。1975年に家族と共にアメリカに移住した後、Philadelphia College of Artに入学。その後、ニューヨークにある Pratt Institute に通い、1982年に卒業した際はインダストリアルデザインの学士を取得しました。現在はニューヨークの Red Square Design の代表とクリエイティブディレクターを務め、企業イメージ、建築や環境に関連したポスター、グラフィック、書籍や製品等のデザインをしています。
グラフィクデザイナーであり、アートディレクターのマーティン・ドゥローは優れたデザインを通して世界をより良くまた効率良くすることを追求し続けています。コンセプチュアルデザインへの取り組みや活版印刷術について学んだ後、クライアントが求めていること以上のニーズに的確にたどり着く方法がわかるようになりました。マーティンは2004年にオランダのロッテルダムにある Willem de Kooning Academy を卒業しています。
ミルトン・グレーザーは今世紀後半においてアメリカのグラフィックデザインを体現した人と言えます。豊かな視覚言語と非常に独創的かつ個性的な作品を合わせた稀にみる知的なデザイナーであり、現代のルネサンスと呼ばれています。1968年にNew York Magazineをクレイ・フェルカーと設立し、1974年にはMilton Glaser Incを設立しました。そして1983年にはウェルター・バーナードと共にデザイン出版会社WBMGを作りました。彼の作品はパリのCentre Georges PompidouやニューヨークのMuseum of Modern Artなど個人の展示会を含め世界中の展示会で特集され、多くの美術館にて永久保存コレクションとして扱われています。グレーザーはポスターやプリントにおいて功績の多いデザイナーであり、また建築デザイナーでもあります。その仕事の幅はロゴデザインからニューヨークのワールドトレードセンターにあるレストランのグラフィックや内装を仕上げるまでに至ります。2004年Smithsonian Cooper-Hewitt国立デザインより長きに渡る現代デザインにおいての貢献が認められ、ライフタイムアチーブメント賞を受賞しました。
ニューヨークで生まれ育ち、現在もニューヨークで暮らすレイチェル・エリーはグラフィックデザイナーでありイラストレーターです。彼女はブルックリンにある Pratt Institute にて学び、ノーホにあるStudio Formationで働いています。彼女はそこで際限なく紅茶を飲み続けながらベジェ曲線を完全に取得するために日々過ごしています。
幼少の頃レゴと遊んで育ったレノは、ENSCIを1989年に卒業しました。今まで、戦略上の軍事通信機器から最新のラテックスを用いたアクセサリーまで異なる多くの分野に携わっています。レノは日常にある小さい物体、機能的なトリック、ポップアートの移り変わりと驚きを愛しています。彼のモットーは小さいことは賢いということです、皆さんもそう思いませんか?2004年から彼は University of Nîmes にてデザインについての准教授をしています。またあなたに会ったらきっと元気に挨拶をするガエターノとレオンの幸せな父親でもあります。